「チリリーン、チリリリーン」
・・・うるさいなぁ。。。
=そして再び10分後=
「チリリーン、チリリリーン」
・・・・・・っ!!!
あ!
いけないっ!!
どうしよう~、
こんな大事な日に
寝坊しちゃったよ~。
急いで支度しなきゃ!!!
定期券と、
昨日作った"アレ"を
きちんと確認して、
よしっ準備オッケー、
行ってきまーす!!
パパとママ「今日も1日気を付けてねー!
行ってらっしゃい!」
どうしよう、
いつもより遅い電車しか
もうないよ~~。
ま、なんとかなるさっ!
・・・!
バタバタな朝で
ごめんなさい!
私、あすかです!!
昨日、あるものを
夜遅くまで作っていたせいで
人生、初!
寝坊をしてしまいました。
あるものが何なのか
気になりますか~?
それは、恥ずかしいので
今はナイショです♪
そして私は、実は野球部の
マネージャーをしてます!
それに・・・
実は明日!
中学生活最後の
全国大会予選があるんです!!
私は中学3年生、
だからもしかしたら
明日の大会が最後の試合に
なっちゃうかも・・・
・・・だめっ!
そんな負けることから考えては
だめだよね、
勝つ、勝つ!
あんなにみんな
頑張ってきたんだもの!!
?「あすか! おっはよー!
お前も寝坊か~?
珍しいなー笑」
あすか「もう~。
そういうしょうたは何度目~?笑
一緒にしないでー!笑」
しょうたは、同じ部活の
遅刻の常習犯笑!
技術はエースの4番に
1番向いているのに、
遅刻のせいでなかなか4番になれない
本当に変わった男の子。
数分早く起きれば
朝走らなくて済むし、
4番にもなれるのにね~。
しょうた「マネージャーは
遅刻したらどうなるんだっけー?」
あすか「それ本気で聞いてるの?笑
1週間練習中ずっと掃除だよ・・・!
だから明日の応援にも行けなくなっちゃうの。
だから私は走るからね、
じゃあね! 遅刻の常習犯しょうたく~ん!笑」
駅から出たのはいいんだけど、
実は駅から学校まで
上り坂なの・・・
どうしよ、どうしよ、
どうしよ!!
でもまだ間に合うかもしれない、
走るぞ!
・・・ハアハァ・・・!
後ろを見てみたら
思ったより進んでない!
・・・うそでしょ・・・
しょうた「あすか、
その荷物貸して」
あすか「・・・え?」
そして、しょうたはいきなり
私の荷物を取り上げた。
しょうた「いいから
つべこべ言わずに急げ!!」
あすか「え? でも・・・」
しょうた「何悩んでるんだよ!!!
いいから走れよ!!!!」
しょうたから思いっきり
背中を押された。
そして私は
全速力で走ることに。
でも、さっきの態度は何よー、
少し怒ってるように叫ばれて、
少し怖かったよー。
もうー、
でもなんかさっきより
進んでいる気がする。。。
・・・!
そういえば今日
あれを大量に作ったから
荷物多いんだった!
だから遅かったのか。
しょうたもそういってくれたら
いいのに・・・
いろいろ考えていたら
あっという間に学校に!
グラウンドに行って、
元気な声で、
「おはようございます!」
顧問の先生「おー、あすか!
お前今日は遅かったなー!
でも、ぎりぎりセーフ!
なんと1分前笑」
あすか「よかったーーー」
顧問の先生「・・・しょうたはまだかー。
あいつ、遅刻しかしない気なのか・・・
昨日あれだけ言ったのになー。
いつもより1本早い電車目指すって言ってたの
嘘だったのかなー」
・・・!!
っ! 確かに今日
私が走って間に合ったんだから
しょうたならもっと余裕だったはず。!
どうしよう、しょうた、
私のせいで遅刻になっちゃう・・・
明日の試合に、もしも・・・
?「おはようございまーーーす!
あー助かったー1秒前!
俺、今日は遅刻してません」
顧問の先生「ワッハーッハーー!!
お前1本早い電車で1秒前か?笑
ったくー笑
本気で遅刻かと思ったぞ、
よし、今日も部員全員そろったな。
今から朝練を始めるぞ、
明日は大会の予選だ!
気を引き締めて!」
・・・!!
もうしょうたには
びっくりしまくり笑
あすか「もうびっくりなんだけど~笑
間に合わないかと思って
いろいろ考えちゃったよ」
しょうた「悪かったな笑
でもお前も俺も
間に合ってよかったな笑」
あすか「もう~しょうたは~~」
しょうた「さっきは強く言い過ぎて
ごめんな」
そう言ってしょうたは
着替えに行った。
*・*・・・*・・・*・*
そしてこの日は
これ以外話すことなく
あっという間に放課後練習の終わりが
近づいてきました。
緊張の背番号発表が
やってきます。
顧問の先生「お前らー! 集合だ!」
一同「はい!」
顧問の先生「今から
明日の大会予選のメンバーを発表する。
1番、○○。2番、○○・・・
4番、しょうた! 、5番・・・」
ついにしょうたが
4番に。。。!
もう何度目の
びっくりだろう、
うわーーー!!
初めてじゃん、
めでたい!!
顧問の先生「今回のメンバーには
皆が満足できる俺たちのチームの
ベストメンバーになっている。
選ばれたやつらは
選ばれなかったやつらの分も、
精一杯、明日は頑張れよ!
そして今からあすかにかわるぞ」
あすか「はい! 、実は明日、
万が一雨が降ったらいけないので、
テルテル坊主を部員全員分作ってきました。
みんなもぜひ一緒に今夜はおうちに飾って、
明日は快晴にしましょう!
お願いします!」
長くまで待たせちゃって
ごめんなさい、
そうです、
実は大量のお顔付テルテル坊主を
作ったんです笑!
みんなニコニコで
受け取ってくれました、
ちょっとよかったな♪
そしてあっという間に
部活も終わりました。
今から電車に乗って、降りたら、
おうち!
今日も1日頑張った!
しょうた「あすかー!」
あすか「おー? しょうた!
どうしたの?」
しょうた「明日ホームラン打ったら、
俺と付き合ってください」
あすか「/// えっ!」
しょうた「返事はまだいい、
だけど俺は本気だ。
1年の時から3年の大会でホームランしたら
あすかに告白するって決めてたんだ。
今の気持ちもまだ言わないでいい、
だから明日言う返事を考えておいてくれる?
・・・あとテルテル坊主
めっちゃ大切にするわ///」
そう言いたいことだけまた言って
しょうたは走り出した。
あすか「明日!
楽しみにしてるから!
//////」
しょうた「/// おう!
明日、待ってろよ!」
私、マネージャーだから
誰にも言わなかったけど、
実は、しょうたのことが
好きだったんだ。
最後までいろいろ言わなくて
ごめんなさい!
だから本当は
電車一緒になった時も
うれしかったの♪笑
本当に今日は
いろいろあったなっ、
でもまだ何にも
終わってない。
明日、
みんな頑張ってきた成果が出て
満足できる試合ができますように・・・
・・・定期券と、
マイテルテル坊主を確認して・・・
行ってきます!
☆END☆