るんるん♪
ただいま
テンションが高い・・・
川床明日香です!
なんでテンションが
高いかって?
それはね・・・
今日は、
彼氏の中島凱斗と
付き合い始めて
1年の記念日だから!
あの日のことは、
一生忘れないな~。
凱斗から直接
告白してくれたの!
私はずうっと片想いだと
思ってたから、
うれしくてうれしくて
夜も眠れなかったよ~!
それから、デートも
月に1回はしたし、
毎日が天国だよ!!
そんな記念日に、
私は凱斗に
プレゼントするものがあるんだ。
それは、スニーカー。
前から欲しいって
言ってたし、
お店で凱斗に
似合いそうなのを
見つけたの!
凱斗、喜ぶかな~?
つい、
ニヤけちゃいます(^o^)/
~朝@教室~
明「凱斗~!
おっはよ~」
凱「おお、明日香。
はよ」
明「凱斗、
今日空いてる?」
凱「・・・ああ、たぶんムリ。
今日大事なサッカーの
練習試合があってさ。
大会も近いし、休めないんだ」
明「・・・そっか・・・」
凱「・・・なんか用事あった?」
明「・・・ううん!
なんでもない!
大会がんばってね!」
凱「おお!」
はああ。
響「明日香、どしたの?
ため息なんてついて」
明「・・・え、
声に出てた!?」
響「バッチリ出てたww」
この子は宮原響!
あだ名はびーきー!
私の親友なんだ♪
明「・・・今日、せっかくの
付き合い記念日なのに、
凱斗、予定あるんだって」
響「・・・そっか。
じゃあ仕方ないね」
びーきーは
そう言い残すと、
去って行った。
なんか冷たくない?
私は、なんとなく
そんな予感がした。
~LINE@川床家~
明日香《・・・凱斗、
今日何の日か知ってる?》
凱斗《・・・え? 知らない。
教えて! 》
明日香《・・・やっぱ、いいや》
その文字を打った瞬間、
涙が出てきた。
凱斗、
忘れちゃったの・・・っ!?
あんなに大切な日、
私は一生忘れないのに。
凱斗《なんだよw
俺、サッカー行ってくるわ》
やっぱり、
凱斗は私なんかより
サッカーの方が大事なの・・・っ!?
明「じゃあ一体、
凱斗にとっての私って
なんなのよ・・・っ!?」
?「・・・大事な大事な
彼女だよ」
急に、背後から
声がした。
大好きな声。
明「・・・か、凱斗っ!?」
凱斗は、笑った。
明「・・・だだだだって、
凱斗はサッカーで・・・」
凱斗「そんなの、みんなウソ。
宮原にも協力してもらったんだ」
明「び、びーきーも?」
響「いえーい☆」
びーきーも
部屋に入って来た。
凱「付き合い記念日、
忘れてなんかないよ。
忘れるわけないじゃん、バカ」
明「・・・!」
凱「もう、付き合って
1年も経つんだね。
明日香、
これ欲しかったんだろ?」
そう言った凱斗の手には、
プレゼント箱があって。
中には、きれいな
ネックレスがあった。
明「!」
前に2人で見たやつだ。
その時は、
「私にはとうてい似合わないな~w」
って言ってたっけ。
凱「付き合い始めて1年、
おめでとう」
そう言って凱斗は、
ネックレスを差し出した。
明「・・・ありがとう・・・!」
そうだ!
明「・・・わ、私からも、
プ、プレゼント・・・」
私は、大切にしまってあった
スニーカーを出した。
凱「・・・これ、
俺が欲しかったやつ・・・!」
明「付き合い始めて1年、
長いようで短かったね。
ありがとう!
ずっと、凱斗が大好きです」
私の大切な記念日は、
忘れられてなんか
いませんでした。
今日もまた、
すてきな記念日です。
☆Happy end☆