ヤッホッホッー!
アスカでーーす!
自己紹介、以上~(笑)
シ「おはよー」
この子は大親友のシオリだよー!
ア「おはよー」
シ「ねぇー! 放課後、勉強教えてー!
アスカ先生~」
ア「いいよー!
先生についてこれるかな?w」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
医者「アスカさんは
あと半年しか生きられません」
母「ウソよ! ウソよ!
アスカ~」
なんで? なんで私が?
でも、今思うと分かる気がする・・・
最近体の調子が悪かった。
医者「まだ、学校には
ギリギリ行っても大丈夫です」
ア「よかった・・・」
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ア「シオリ、
話さないといけないことがあるの」
シ「どした?
深刻そうな顔してるけど」
ア「私、半年後には
この世にいないの」
シ「えっ? ど、どういうこと?」
ア「私、死んじゃうの」
シ「ウソでしょ! やめてよ!
ウソって言ってよ!」
ア「ホントなの・・・」
ア「約束してほしいことがあるの!
1つめは、誰にもこのこと話さないでね。
2つめは、これからもいつもと同じように
楽しくずっと笑っていて!
半年だけでも楽しく過ごしたいから」
シ「分かった! 絶対約束まもる」
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ジ「アスカさんいますか?」
シ「アスカ、呼ばれてるよ」
ア「はーい! アスカですけど!
何か用ですか?」
ジ「ちょっとこっち来て!」
ア「あっ、いいけど?」
ジ「・・・アスカさん、好きです!
付き合って下さい!」
ア「ぇ・・・」
ジ「勝手ですけど、
付き合って下さい!」
ア「こんな私でもいいなら・・・」
ジ「やった~(泣)」
ア「でも、純也君、
私と付き合ってホントにいいの?」
ジ「えっ? 全然だいじょぶだけど?
どうしたの?」
ア「やっぱりなんでもない!」
せっかく告白してくれたのに
私が死ぬって知ったら、
悲しいだろうな・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ア「シオリ、私とうとう
彼氏ができちゃった~!」
シ「おめでとー!
ってことで~wデートしちゃお!」
シオリの彼氏はゆうな。
結構前から付き合ってるんだよね。
ア「OK!
だいじょぶか聞いとくね!」
シ「OK! りょーかい」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ア&シ「お待たせしました!」
ジ&ユ「遅いな~!」
ア「ゴメンゴメン」
結局来れたんだよね!
wデート!!
ジ「アスカちゃんって
将来の夢なに?」
シ「あっ! ・・・」
シオリ心配してんのかな?
・・・私がもういなくなるから。
ア「私の将来の夢はねー、医者だよー!」
思いついた言葉を言った。
でも、もし医学が進歩してたら
私も助かったかもしれない。
だから、他の人を助けたい!
ムリかもだけど・・・
ジ「そうなんだ~! 意外だね~!」
ア「それ、ほめてんの?(笑)」
シ「アスカ、そろそろ帰らないと!」
ア「たしかに!
2人とも今日はありがとう!
じゃあね」
シ「バイバーイ!」
ジ&ユ「じゃあな!」
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ジ「アスカ、今度遊ばない?」
ア「いいよー!」
呼び捨てになるくらい仲良くなった!
嬉しいな~!
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医者「そろそろアスカさんは
入院された方がいいかもしれません・・・」
母「そうですか・・・・」
イヤだよ!
学校行きたい!
その前に最後にデートしたい!
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― 学校 ―
先生「皆さんに大事な話があります・・・」
ジ「まさかアスカが・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
― 病室 ―
ジ「アスカ、
ちょっとだけでもいいから外に行ける?」
ア「純也が車イスおしてくれるならいいよ」
私はもう自分でも
歩けなくなっていた・・・・・・・
ジ「全然いいよ」
ジ「きれいな雪じゃない?」
ア「たしかに~!」
ジ「そろそろ帰ろっか」
それが最後の雪だった・・・
ジ「アスカ、本当に死んじゃう?」
ア「う~ん、どうだろうね」
ジ「もし、アスカが生まれ変わったら
医者になったら?」
ア「なんで?」
ジ「将来の夢、医者だろ。
それに、僕たちみたいな人が他にもいたら
絶対助けてね!」
ア「生まれ変われるかが
問題だけどね~」
ジ「そうだな」
ア「今まで、ありがとう!
告白してくれたのに私が死ぬって知ったら
悲しいと思って・・・・」
ジ「こっちこそありがとう!
ずっとアスカのことが好きだよ」
だ、抱きしめられたー///
幸せ~(*´∀`*)
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― 病室 ―
ア「お母さん、お父さん、
・・・いま・までありがとう・・・」
ア「私の・・・部屋の机の上を・・・
見てね・・・・」
ア「みんな、
・・・今まで・ホントに・・・
ありがとう」
ピーピーピーピー・・・・
母「アスカ、アスカ、アスカ~!」
父「アスカ~!
父さんたちをおいていくな!
お願いだ!」
そして私は亡くなった。
机の上を見てと言い残して・・・・
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お母さん、お父さんへ
お母さんたちをのこして、先に天国に行くなんて
私、ひどいよね・・・
優しいお母さん、面白いお父さん、
私を産んでくれてホントにありがとう!
ダイスキだよ!
今まで本当にありがとう!
またいつか会える日まで・・・
アスカより
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母「アスカ、アスカ~」
父「・・・アスカ」
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純也君へ
今まで本当にありがとう!
告白してくれてメッチャメチャ嬉しかった!
純也君と最後のキレイな雪、見に行けてとっても
よかった! 忘れられないな!
私はこれを純也君が読んでいるときにはいないけど、
悲しまないで!
私の代わりに医者になってくれたら、チョー嬉しいな~!
応援してるよー
ダイスキ! ダイスキ!
私は純也君のことが好きです!
心のなかで付き合って下さい!(笑)
じゃあね!
アスカより!
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ジ「アスカ~!
絶対アスカのこと忘れない!
絶対医者になってみせる!」
― 10年後 ―
後輩「先生、
ここはどうすればいいんですか?」
ジ「これはこうするんだよ」
純也は約束通り
医者になってくれました!
☆End☆