ダン、ダン、ダン、ダン、、、、
パサッ、、、、、
あんな「さすが、、、
私もあんな人にならないと、、」
私は、バスケ部!
今、していたのが試合!
シュートを決めたのは
ショウタロウ先輩。
私の憧れであり、
片思いの相手、、、
彼もバスケ部でエース。
すっごくうまい!
~放課後~
あんな「あー、もう!
全然シュート決まらない!」
パサッ、、、
あんな「すごっ」
ショウタロウ「シュートは、
ボールと心をひとつにしないと
入らないよ」
あんな「ショウタロウ先輩!?」
ショウタロウ「1人で練習?
えらいね、あんなちゃん」
あんな「私の名前、、」
ショウタロウ「バスケ部員の名前を覚えるのは
当然でしょ?
それより、ほら練習!」
あんな「はっ、、はい!」
こうして私のバスケ指導は
はじまった。
ショウタロウ「こうしてボールを持って、、」
あんな「うわっ、、、照」
こんな、顔が近づいたりする
ハプニングあり、、、
あ~あ、幸せすぎる、、、、
* ――― * ――― *
あんな「今日も楽しみだな~」
明日香「あんなちゃん、お先に!」
ウインクひとつして
通りすぎていった人は、明日香先輩。
明日香先輩もエース。
女子の中でも1番うまい。
そして、私の恋のライバル、、、
勝てっこないけど、、、、、
明日香「ショウタロウ~!
いっしょに練習しよう」
ショウタロウ「いいよ-」
やっぱり、お似合いだな、、、
~数日後~
あれ、廊下に落ちてるのは、
いつもショウタロウ先輩がつけている
リストバンド、、、
部室に届けにいこう、、、
入ろうとしたとき
ショウタロウ先輩と明日香先輩の
声が聞こえた。
明日香「私、ショウタロウのことが好きなの。
付き合ってください」
やだっ、、
もう聞きたくない、、
2人、付き合っちゃうよね、、
失恋か、、、
* ――― * ――― *
ショウタロウ「あんな、練習しよう」
あんな「ごめんなさい、、、
明日香先輩としてください、、、」
ショウタロウ「えっ、、」
もう、それから私たちは
話さなくなった。
リストバンドも返せずに、、、、
~数日後の試合~
ダン、ダン、ダン、ダン、
ガコッ、、、
ショウタロウ先輩、
調子が悪い、、、
あれ、腕を気にしてる、、
もしかしてリストバンド、、?
試合勝ってもらわなきゃ、、、
頭より体が動いていた。
あんな「ショウタロウ先輩!」
ショウタロウ「リストバンド、、、
あんな、ありがとう!」
投げたリストバンドは
ショウタロウ先輩のもとに、、
その後、試合は
ショウタロウ先輩のシュートで勝った!
~放課後~
ショウタロウ「あんな!」
あんな「ショウタロウ先輩、、、」
ダメだ。
どんどん好きが積もっていく、、、
あんな「もう、練習いっしょにするの
やめましょう、、、」
ショウタロウ「えっ、、ごめん、、
いやだった、?」
あんな「そんな!
すっごく楽しかったです!
でも明日香先輩に申し訳ないから、、
ごめんなさい! 聞いちゃったんです、、、
明日香先輩が告白してるところ、、、」
ショウタロウ「だから、避けてたんだ、、、
明日香にこくられたけど、ふったんだ。
俺、好きな人がいるんだ、、」
あんな「そうだったんですか、、」
長い沈黙、、、
ショウタロウ「あんな、
このシュートが入ったら、、
俺と付き合ってください!」
あんな「えっ、、」
パサッ、、、
ショウタロウ「返事は?」
あんな「はい!」
~END~