私は、みあ。
過去に受けた手術のせいで、失声症になり
今は声が出せなくなってしまった。
声帯を取ってないから
声をだそうとすれば
出せるのかもしれないけど・・・
私はメモに書いて
コミュニケーションをとっている。
?「みあ、おはよう。学校行こう!」
み【しおり行こう!】
今のは私の親友のしおり。
声が出ない私を助けてくれる。
し「そう言えば私たち、
恋バナしたこと無いね」
み【そうだね。
しおりは好きな人いるの?】
し「私はって、
先に言わせるんじゃないよ」
み【笑笑、私はいないよ】
し「私は、はるき君が好きなんだ」
み【しおり、絶対恋人同士になれるって】
し「ありがとう!」
*。・ 学校 昼休み ・。*
?「痛った!」
かのんだ。
すれ違った時に当たったのかな。
てか、メモない。やばい。
か「無視しないでよ。
自分が声でないからって
どれだけ偉いと思ってるの!」
?「かのん、ちょっと酷いよ」
はるきだ。
私が頼れる人。
か「フッん」
は「みあ、大丈夫だった?」
私は頷いた。
は「メモないじゃん」
私は声が出ないことから
クラスメートにいじめられてる。
その中でもリーダー的な存在なのが、
かのんだ。
でも、しおりとはるきが
助けてくれるから大丈夫だった。
でも、そんなのは
長くは続かなかった。
*.*.*.*.*.*.*.*.*
し「みあ、放課後話があるから
教室に残ってて」
み【分かった】
~放課後~
し「みあ、もう私無理」
み【何が?】
し「何がじゃないよ。
私、みあの事助けてあげる代わりに
かのんたちにいじめられてるだよ」
み【私だけじゃないんだ。
ごめん、しおり】
し「ごめんで済まないから」
しおりが急に私を蹴ってきた。
か「しおり、よく出来ました。
みあ、そういう事だから」
かのんもふくめて
みんなが殴ったり蹴ったりしてきた。
神様は私に試練しか与えないのかと思い
もう私は死ぬかと思った。
そこに神様のように現れたのが
はるきだった。
は「お前ら、何やってんだよ!」
か「はるき。
別に良いじゃん」
は「みあ、保健室行くぞ」
私は頷いた。
でも歩けない。
そしたらはるきが
お姫様抱っこしてきた。
顔近い。
めっちゃドキドキする。
もしかしてこれって、
はるきが好きってこと?
は「保健室ついたよ」
はるきが手当てしてくれた。
保健の先生には、今日はベットに
横になってなさいと言われた。
は「俺ずっと、みあのそばにいるよ」
私は首を横に降った。
は「良いよ。
俺がみあを好きなだけだから」
はるきは急に変なことを言ってきた。
は「急にごめん。
でも本気だから」
はるきはそう言って
私の肩を抱いてきた。
は「みあはどうしたい?」
私は思いっきり頷いた。
そしたらはるきが
私の顔を支えて
おでこにキスしてきた。
は「これからは
俺が必ずみあを守るから」
今までのは全部
神様のイタズラだったと私は思う。
2人これからも
永遠に離ればなれになることなく
人生を終えたとさ。
*END*