ドドぉ~ん・・・
涼凪「綺麗」
今日は、年に一度の
花火大会の日。
私は毎年1人で楽しむ。
《バンッ》
翔「すみません」
私は軽く返事をした。
誰だろう?
同い年みたいだけど・・・
綺麗な顔だな。
―――― 教室 ――――
咲綺「涼凪!
昨日の花火はどうだった?」
涼凪「ストラップなくしちゃった。
気に入ってたけど・・・
でも綺麗だった。
去年よりも!
途中に美形男子にぶつかったんだ。
うちの学校の人かな?」
咲綺は、『運命の人かもよ!』なんて
のんきに言って。
ないないない。
咲綺「来年は私も行こうかな??w」
涼凪「1人で行くの!!w」
~~~~1年後~~~~
ドドぉ~ん・・・
ドぉ~ん・・・
涼凪「レベルアップしてたな。
綺麗・・・」
翔「あっ、あの!」
ん?
去年ぶつかった人?
翔「これ。忘れ物」
彼が渡してきたのは、
去年なくしたストラップ。
もしかして
ずっと持っててくれたのかな?
涼凪「ありがとうございます。
名前って・・・」
私は、お礼がしたくて
聞いた。
翔「かける・・・
そっちは?」
涼凪「すずなです」
翔「ちょっとこっち来て」
翔くんは丘の上に
私を呼んだ。
その時、花火が上がった。
ドドぉ~ん。
涼凪「うわぁ」
翔「綺麗でしょ。ここ」
私は頷いた。
こんなところ知らなかった。
花火しか見るものがないぐらい
綺麗なところ。
翔「急だけど・・・
俺・・・
涼凪ちゃんに
一目惚れしました。
毎年1人で花火見ている姿が
とっても綺麗で。
俺、一緒に見たい・・・なんて思って」
涼凪「え?
・・・私でよければ」
私達は花火で引きつけられ
花火の下で結ばれた。
~~~~ 1年後 ~~~~
ドドドぉ~ん・・・
涼凪、翔「綺麗・・・
そっちこそw」
(終)