皆さんこんにちは!
宮原響です!
突然ですが
みんなは恋をしたこと
ありますか?
私の初恋は
中学3年生のときでした。
・・・* 中学3年生3月 *・・・
?「響!」
私を呼んだのは
大親友の白井杏奈。
杏奈は恋バナが大好きで、
明るい子。
杏「響はさー
好きな人いないの?」
響「いないよー」
杏「小原とかは?
仲いいじゃん?」
小原唯和。
小原と私はよく話す。
だからみんなに、
「内緒で付き合ってるだろ!」
とよく言われる。
そこそこ
かっこいいんじゃない?
響「仲いい=
好きって訳じゃないの!」
杏「そーかなー?笑」
小原かー。
そういえば
考えたことないなー。
杏「ねね! 卒業式!
第2ボタン!!」
響「え?」
杏「小原の!」
響「ないな」
杏「即答!?笑」
第2ボタンか。
確かに憧れはするかも。
・・・* side 唯和 *・・・
?「ちょっと!
聞いてる?」
俺は小原唯和。
今話してるのは宮原響。
女子の中では
結構話す方。
だから俺らが
付き合ってるんじゃないかって
よく言われる。
俺はこいつのこと
好きだけど
宮原はそんな風に
俺を見てないから。
きっと。
唯「聞いてる」
響「もう卒業だねー。
中学の3年間は短かった!」
唯「高校も決まったし、
あっ、やっと
お前の話し相手からも
卒業できるな笑」
響「ひど! じゃあ
小原と付き合ってるーなんて
からかわれることもなくなるね笑」
翔「唯和ー」
こいつは雨宮翔。
俺の友達。
唯「じゃあ行ってくるわ!」
響「いってらっしゃーい?」
響のやつ!
冗談でも傷つくんだよ。
そういうの。
翔「相変わらず仲いいねー。
告白すればいいのに」
唯「いいんだよ、
あいつと話せなくなるのも
嫌だし」
翔「はー。
いつもいってんじゃん笑
でももう卒業だし、
宮原と高校違うんだろ?」
唯「そーなんだよ。
あいつは俺と付き合ってるって
からかわれなくてすむとか
言い出すし」
翔「よし!」
唯「?」
翔「卒業式といったら
第2ボタンだろ!」
唯「は!?」
翔「第2ボタンといえば?」
唯「知らねーよ!」
翔「告白だよ!
卒業式の日、
宮原に告白しろ」
唯「そんな簡単に言うなよ。
できてたら困ってない!」
翔「これきり、
会えなくなるかも
知れねーんだぞ?」
唯「いや、でも・・・」
翔「心配すんなって!
唯和なら大丈夫だよ」
唯「翔、
ありがとな!」
翔「おう!」
・・・* 卒業式 *・・・
響「もう卒業かー。
第2ボタンね・・・」
1人で呟いてみた。
杏奈と私は
同じ高校に合格した。
小原とは別の高校。
わかってたけど
やっぱ悲しいな。
杏奈に言ったら
「それが恋だよ!」
なんて言われたけど。
響「私、本当は
小原が好き?」
?「そーだよ」
えっ、
振り向いたら
杏奈がいた。
杏「行ってきなよ!」
トンッ。
杏奈に背中おされて
私は小原のところにきた。
唯「宮原」
唯「あのさ、」
響「小原あのね、」
唯「先、いいよ」
響「うん。
あのね、私、
小原のことが好きです」
唯「えっ、嘘・・・」
響「ごめん、
メイワクだよね」
唯「俺も好き」
響「本当に!?」
唯「うん! あのさ、
第2ボタン、
もらってくれない?」
響「もらってあげる!!笑」
・・・* 20歳 *・・・
今、職場の近くのカフェで
杏奈とランチ中。
杏「これから小原と
デートでしょ?」
響「そう。
めっちゃ楽しんでくる笑」
杏「5年ぐらいたつのに
仲いいねー!」
響「まあ、あのとき杏奈が
背中おしてくれたおかげかな。
ありがと!」
杏「いーえー!
そろそろ時間?
じゃーね!」
私の初恋は
こんな感じです。
響「あっ、唯和!」
唯「わり、
遅くなった、響!」
響「おーそーい!笑
いこ!!」
皆さんも大切な人を
いつまでも大切にね!
・・・**・・・
*END*