私は宮原響。
中3です!
今日はエイプリルフール!!!!!
こういうイベント
大好きなんだ!!!
あ、今隣にいて
一緒に登校してるのが
妹の乃乃。
響「乃乃!
冷蔵庫のプリン
食べちゃった?」
乃乃「はあ!?
お姉ちゃん何やってんの!?
楽しみにしてたのに・・・」
響「うっそー
食べるはずないでしょ?」
乃乃「もう!
・・・そっか今日
エイプリルフールか!」
ボスッ。
響「痛っい!!!!
あ、カイト!!」
カイト「おはよう、
響、乃乃」
乃乃「おはよ。
カイト君」
こいつはカイト。
お母さんの友達の子供で
昔から仲良し。
カイト「あ、響。
昼休み屋上来て。
話あるから」
響「う、うん。
今じゃダメなの?」
カイト「じゃっ」
なんだろう・・・
----- 昼休み ------
響「カイト、
お待たせ!」
カイト「本当だよ。
待たせ過ぎ」
響「先生に捕まっちゃって・・・
で、話って何?」
カイト「・・・・・・・」
響「ん?
どうした?」
カイト「好きだよ・・・」
響「っはあ!?」
カイト「付き合って!
・・・ダメ・・・?」
う、嘘!?
カイトが私のことを
好き・・・?
響「う、うん!!!
だ、大丈夫!!!!
よ、よろしくね・・・」
カイト「よっしゃ、
言って良かった」
----- 家 -----
わわっ。
本当にカイトと
付き合うの・・・!?
頭が回らないよお(汗)
乃乃「お姉ちゃあん!
カイト君から
電話だって!」
響「は、はーい」
え。どうしよ。
頭が追いつかない。
っていうか
なんでわざわざ電話!?
響「もっ、もしもし?」
カイト「おう!
早速なんだけどさ、
明日遊園地行かね?」
響「へっ!?
ま、まあいいけど・・・」
カイト「じゃあ、
明日迎えに行くから。
9:00に」
響「うん。
じゃあ、バイバイ」
ええええええ!!!!!!!!
付き合って2日目で
遊園地デートとか!!!!!!
何着てこ!?
髪どうしよ・・・・!!!!
・・・・・
なんでこんなに顔熱いの・・・・?
------ 次の日 -------
ピンポーン。
響「おはよう」
カイト「おう!
いくか?」
------ 遊園地 -------
響「次あれ乗ろ?」
カイト「マジか?
よし、行くか!」
カイトといることが
こんなにも楽しくて
幸せだったなんて!!
------ 帰り --------
響「今日めっちゃ楽しかった。
ありがとう」
カイト「・・・うん。
実はさ、響、
これドッキリだったんだ」
響「ん・・・?
どういうこと?」
カイト「ほら、昨日は
エイプリルフールだったろ?
友達とそういう話になってさ・・・
もしかして、
本気にしてた?」
は・・・
どういうこと?
ヤバい・・・
泣いちゃダメ・・・
響「最低・・・
もう帰る」
カイト「っおい!」
響「私は昨日、
カイトが好きって
言ってくれて嬉しかった。
ずっと、カイトのこと
ばっかり考えてた」
カイト「・・・・」
響「いつの間にか
好きになってたの。
だから、嘘って言わないで!」
カイト「っ!!! 俺もだよ。
嘘じゃないから。
ずっと勇気なくて
言えなかった・・・」
嘘・・・
カイト「好きだよ」
響「うん。
私も!!!!!」
エイプリルフールは
1日だけの
楽しい時間だけじゃなくて、
これからのチャンスを
くれたんだね・・・!
*end*