私、川床明日香。
女子サッカー部の
キャプテンなんだ。
うちのニコラ学園は、
男子女子ともに
サッカー部が強くて、
試合では5連覇中。
*。・ 試合後半 ・。*
ひびき「あすかーっ!」
あすか「OK!
いっくよー!!」
スビューーン!
(シュートを決める)
チーム「ワァッッ!」
~試合終了
0対1でニコラ学園勝利~
ひびき「やったね!
あすかのおかげだよー」
あすか「いやいや、
みんなで
頑張ったからだよ」
この子は
私の大切な親友の、
宮原響。
同じ女子サッカー部の
副キャプテンなんだ。
悩みはなんでも
相談できるの。
ひびき「あ、あすかの
旦那さん来たよ(笑)」
あすか「旦那さんじゃない」
ひびき「じゃ、
邪魔者は行くねー」
あすか「ありがとう(照)」
ゆうな「あすかーーー!」
あすか「ゆうな!
男子サッカー部も
勝ったんでしょ?」
ゆうな「女子サッカー部もだろ?」
あ、ゆ「おめでとー!」
この人は山中夕葵。
男子サッカー部の
キャプテン。
実は私が小学生の時から
ゆうなのことが好きなの。
知ってるのはひびきだけ。
まぁ片思いなんだけどね。
ゆうな「でさぁ・・・」
?「ゆうな先輩ー!
ちょっと
来てくださーい!」
ゆうな「悪い、
ちょっと行って来る」
あすか「・・・うん」
げっ、またあの子。
1つ下の黒坂りなちゃん。
男子サッカー部の
マネージャーなんだけど、
やたらとゆうなと
仲がいい気がする。
すっごく可愛くて
女の子って感じで
天使って呼ばれてるの。
あすか「はぁー」
ゆうな「ため息ついたら
幸せが逃げるよー」
あすか「わっ、ゆうな!
・・・てかそれ
信じてるんだ笑」
ゆうな「うん笑」
あすか「ゆうなはさぁ、
リナちゃんが
タイプなの?」
ゆうな「えっ!
な、何言ってんだよ、
ちげーし・・・
あ、俺片付けして来るからっ、
じゃっ」
ゆうな顔赤かったな。
私、片思い確定かあ。
*。・ 次の日 ・。*
キーンコーンカーンコーン。
あすか「あー終わったぁ」
ガラッ。(ドアを開ける)
りな「あすか先輩、
話があります」
あすか「あ、うん。
ごめんひびき、
ちょっと行くねー」
ひびき「うん・・・?」
りな「あすか先輩は、
ゆうな先輩のことが
好きですよね」
あすか「えっ」
りな「諦めてください」
あすか「待って
話について行けない」
りな「私、ゆうな先輩と
付き合うことになったんです。
だから諦めてください。
じゃ私、行きますね」
あすか「ぇ、嘘・・・」
ポタッ。
あすか「やだ、
泣きたくなかったのに」
ひびき「あすかっ!
ごめん
今の聞いちゃった」
あすか「ごめん、
ひびき泣いても
ダメだね」
ひびき「気持ち伝えよう」
あすか「えっ、
絶対フられちゃうよ」
ひびき「だって
このまま終わるの?
あすかの気持ち
無駄になるの?
私だったら絶対イヤ!」
あすか「・・・私、行ってくるよ!」
絶対フられるの
わかってる。
りなちゃんと
付き合ってることも
知ってる。
でもっ!
私、それでもやっぱり・・・
ゆうなが好き!!
ガラッ。
(ドアを開ける)
あすか「ゆうな!」
ゆうな「あ、あすか!
どうした?」
あすか「私、
ゆうなが好き」
ゆうな「俺も
あすかが好きだ」
あすか「・・・へっ!?
リナちゃんは?」
ゆうな「黒坂が
どうした?」
あ、ゆ「・・・」
あすか「なんか
ロマンチックじゃ
なくなったね笑」
ゆうな「でも、こっちの方が
俺たちらしいよ笑」
あすか「帰ろっ!」
りな「あすか先輩!
ごめんなさい。
私、ゆうな先輩と
あすか先輩が
上手くいくのが怖くて
嘘つきました。
本当にごめんなさい!」
あすか「そうなんだ、」
そんなこんなで
まぁハッピーエンド・・・
かな?
これからもサッカーと
勉強を両立して、
ゆうなとずっと一緒に
いることを誓います!笑
*END*