私、泉口ミア。
聖ニコラ女学院の
中等部2年生。
私の学院は、
優秀の生徒しか入れない
難関の学院なんだ。
私はそこの生徒。
期末テストとかでも、
10位以下は
絶対に取らないんだ。
それくらい優秀なの。
ミ「テストの結果発表だ♪」
周りからは
変な趣味だなって
思われるけど。
楽しみなんだ。
ヒ「今日は、テストの
結果発表だねぇ~」
親友で勉強のライバルの
宮原ヒビキが話しかけてきた。
ヒビキは小学生の時からの
ライバル的な?
ミ「今度こそ勝つからね!」
いつもヒビキに
負けてばかりだから、
今度こそは!
泉口ミア・・・
泉口ミア・・・
あった!
5位か。
ヒ「ミア!
何位だった?」
ミ「5位。
ヒビキは?」
ヒ「1位!
初めて、1位だよ~。
やった!」
ま、負けた・・・
1回でいいから
勝ちたいよー(泣)
ミ「次は絶対に
勝ってやるからな~」
*。・ 帰り道 ・。*
?「ミア~。
今日も勉強教えろよ~」
この声は、もしかして。
くるっと後ろを見てみると
やっぱり渡江ジュンヤだった。
ジュンヤはここから近くの、
新潮男子中等部に通う中2。
勉強が出来ないから
私が教えてあげてるの。
そして、私の・・・
好きな人なんです!
だから一緒に
勉強が出来るのが
いつもうれしい・・・
ミ「えぇー。また?
じゃあ今日は
ジュンヤの家にしてよ!
いつも私の家だから」
ジュ「それでもいいから頼む。
明日、授業で当たるんだよ。
お願いミア様」
ミ「頼みごとの時は
絶対様をつけるんだから!」
ジュンヤの家に行きたくて、
こんなこと言っちゃった~。
*.*.*.*.*.*.*.*.*
ミ「お邪魔しまーす」
ジュ「どうぞどうぞ。
ミア様」
あわててスリッパを
出している。
何か可愛い。
ってこんな妄想
してるんじゃない!
ジュンヤの家
ドキドキするよ・・・
机の上に
勉強道具を出した。
ジュ「ここが明日やるから、
ここを教えてくんない?」
ミ「えぇー
こんなの簡単じゃん」
ジュ「ミアの頭が
おかしいの!」
そう言いながら、
私の頭を
くしゃくしゃした。
ミ「早く勉強しよ?」
照れることしないでよ~。
でも・・・
嬉しかったかな?
ミ「で、ここをこうして
この公式をやればいいんだよ。
分かった?」
ジュ「スゲー
めっちゃ分かりやすいわ」
ミ「良かった。
これで大丈夫だね」
ジュ「ミア・・・
あのさ。
俺ミアの・・・」
プルルル・・・
なんでこのタイミングで
なるのよー。
ミ「やばっ。
もうこんな時間!
ごめん。
その続き今度でいい?
じゃあね」
続きが聞きたいけど~。
我慢我慢。
*。・ 学校 ・。*
ヒ「ねぇ~。知ってる?
ミア」
ミ「何が?」
ヒ「新潮男子中等部2年生の、
渡江ジュンヤ君って子が
女子達に人気なんだって!
うちの学校の」
えぇ!
ミ「ヒビキはどう思うの?」
ヒ「私は、別に
興味ないかな?」
ミ「そっか~」
良かった。
何かホッとしちゃった。
女「私、男子校の
渡江ジュンヤくんに
告白しよっかな?」
女(2)「いいじゃん!
OKされるよ!」
*.*.*.*.*.*.*.*.*
その頃男子校にいる
ジュンヤは・・・
男「知ってるか?
ジュンヤ。
聖ニコラ女学院の
泉口ミアって子が
可愛いらしいぜ」
ミアが?
ジュ「へぇー」
男「お前、その女子と
知り合いみたいだけど、
好きなの?」
ミアのこと・・・
ジュ「あぁ。好きだ」
*。・ 帰り道 ・。*
ジュ「ミア! 今日も
勉強教えてくんない?」
なんだろう・・・
何かジュンヤの顔が
見れない。
ミ「いいよ。
今日は私の家でいい?」
ジュ「うん」
*。・ ミアの部屋 ・。*
ミ「これは、
まずここを求めて、
これで計算してみて」
自分のベットの上に
寝転ぶ。
なんだかまぶたが
重くなってきた。
ジュ「ミア!
できたぞ!」
寝てる・・・
ベットに座る。
今、本当の気持ちを
伝えたほうが・・・
ジュ「俺、ミアのことが好きだ」
えっ?!(今起きた)
ミ「ジュンヤ。本当!」
ガバッと
起きてしまった。
ジュ「ミア?!
起きてたのかよ!」
ミ「私も、
ジュンヤのことが
好きです」
ジュンヤの顔が
嬉しそうに
笑顔になった。
ミ「これからよろしくね。
学校は、違うけど」
そう言うと
ジュンヤが
変な顔をした。
ジュ「ミア知らないの?
聖ニコラ女学院と
新潮男子中等部が
合併するんだよ」
えっ?!
ミ「ってことは、
ジュンヤとずっと一緒に
いれるんだね!」
嬉しい・・・
*。・ 学校 ・。*
ミ「ジュンヤ!
学校一緒に行こう!」
ジュ「おぉ」
玄関をでて
一緒に手を繋ぐ。
女子校で恋なんか
私には無縁だと思ってたけど、
恋ができました!
初めての青春だよ。
*END*