あれは2ヶ月前の体育祭で
起こった出来事。
今まで男子を意識したことなんて
一度もなかったし、
中学2年生まで
好きになったこともなかった。
そんななかでも、
よく目があうと思っていたのは
同じクラスのれんくんだった。
みんなが言うには
イケメンだけど
どこかそっけない感じらしい。
だけど、私は
よく笑う子だと思ってた。
*。・ 体育祭前日 ・。*
れんくんが怪我をしていることに
気づいた私は、
「大丈夫!?」
と、かけよっていった。
れんくんは
リレーの出場者だから
本当に心配だった。
れんくんは私に、
「クルミのために
俺がんばってはしるから
1位になれたら
付き合ってほしい」
と言った。
私は今まで
感じたこともないような
ドキドキにおそわれ、
うなずいた。
*。・ 体育祭当日 ・。*
れんくんがぼそっと私に
「忘れんなよ、約束な」
といっていった。
結果はなんと1位!
れんくんがまっすぐ
私の方に向いて、
「俺と付き合ってくれますか?」
といった。
私は迷わず
「はいっ!」と答えた。
その瞬間会場が
どっとなった。
「2人で仲良くしていこうね」
といった///
*end*