こんにちは!
佐藤れんです。
俺は、自転車通学を
しています!
そんなある日の
出来事です。
れん「あー、
来てしまった。
この、きつい坂。
この坂さえ上れば
俺の勝ちだなー」
?「俺の勝ち?(笑)
何いってんのー?
こんな坂余裕じゃないの!」
れん「えっ? 誰?」
?「私が先に上るもんね!」
そういって、
上り始める女子高校生。
?「わっ!」
ドタン!
自転車と共に倒れた。
れん「大丈夫??」
?「いてて」
れん「余裕なんかじゃ
ないでしょ?」
?「失敗しただけだもん!」
れん「俺に着いてきてー」
?「しゃーないか」
坂を上りきる。
れん「君の名前は?」
?「私は、高田りん。
決して、あなたの手を
かりた訳じゃ
ないんだからね!!」
れん「俺は、佐藤れん!
男子校に通ってるんだ!」
りん「私は、女子校!」
れん「あなたは、
転校生なの??」
りん「そっそうに
きまってるじゃん!」
れん「なら、
坂上れなくても
変じゃないねー」
りん「ふんっ!」
先にいく、
高田りんさん。
*。・ 次の日 ・。*
りん「おっはよー!
れん君!!」
れん「おはよう!
りん!」
りん「もう、
上れるからね!」
れん「ほんと?」
りん「うん!!」
それでも、
またこけるりん。
れん「まだ、まだじゃん!」
りん「ミスだよ!」
れん「りんが、
上りきるまで
サポートする!」
りん「うっうん」
*。・ 数日後 ・。*
れん「りん!」
りん「れん君、
私上りきるから!」
れん「りん、
もう無理だよ!!」
りん「えっ??」
れん「何度も
怪我してるんだから!
可愛い顔が傷だらけに!!」
りん「れん君、
でも上りたいの!」
れん「ここ以外にも道あるし」
そう言うと、りんは
方向変えて行った。
*.*.*.*.*.*.*.*.*
そして、次の日。
れん「りん、
おっはよー」
って、言いかけたとき。
りんは、坂の前にいた。
りん「絶対、上りきるから!
れっれんのためだもん!!」
俺の、ため?
そして、
上り始める!
りん「きゃっ!」
ドタン
何度も倒れるりん。
りんは、自転車が
苦手らしいのだ。
子供の頃に怪我をして
トラウマになったそうだ。
りん「わっ!!!」
れん「りん!
危ない!!」
キャッチ!
りん「れん君。
見てたの??」
れん「うん。
もうやめなよ!」
りん「私、れん君が好きなの!
坂に上って、
好きだって伝えたいの!」
れん「りん。
なら2人で
上りきらない??」
りん「えっ?」
れん「俺の後ろにのって!」
りん「うん!」
絶対、上りきるから!
れん「おりゃ!」
りん「わっわっ!」
れん「おりゃおりゃ!
りん!」
りん「なに?」
れん「俺、りんを
お姫様にする!
2人で上りきろう!」
りん「頑張って!
れん君!!」
れん「やった!
上った!」
りん「れん君、私!」
れん「りんのことが好きです!」
りん「れん君も?」
れん「うん!」
りん「お願いします!」
自転車! 最高!
*end*